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百済の王は、王家の宝剣を戦場から帰ってた左平ユンに渡します。
王様は、すぐに新羅に送る援軍を率いるようにと、左平に命じます。
その頃、加林に王様が狩りに来ると伝えられたチェファは、
左平も一緒ではないかと期待します。
左平はチェファに会いに来てくれ、情を交わします。
左平は戦場に行くたびに持っていく簪をチェファの髪にさし、
今回もこの簪を生きて返そうと生き残ったと言います。
チェファは、茅葺の家に住み、畑を耕し、左平様の子を産み、
笑い声で家の中を満たしたいと夢を語ります。
左平は、私には息子がいる。そなたに似た娘を産んだら、
娘の名をスベクヒャンとしようと言います。
左平は、自分も年をとったから、王様のそばを離れてのんびり
暮らしたいと思っていたと話します。
チェファは、ユンからそんな話を聞き、すでに身ごもっていると
打ち明けようとしますが、王様が襲われたと臣下が知らせに来ます。
王様は毒矢で射られ重症でした。ユンはすぐにピムン(諜報団)を招集します。
看病している左平に、最後に私の願いを聞いてくれと、王様は起き上がり
私が死ねば3才の息子の命が危ない。だから兄上(ユン)が王位に
ついて欲しいと王様はユンに言います。
ユンは、王位は王様の子息のチンム太子のものだと言います。
王様は、幼い子の命だけはお守り下さいと、ユンに頼み倒れます。
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一方、ペク・カ(チェファの父)は、チェファに王妃にしてやる。
ユンの妻がミョンノンを産んで死んだ後、女人には目もくれなかったのに、
お前とユンが情を交わしていたとは…とチェファに言います。
チェファは、王様を襲撃したのは父親だと知り驚きます。
ユン様は、王様を大事にしている。もし王様が息を引き取れば、
慈愛に満ちた人ではなくなるでしょうと涙を流します。
チェファは、あの方は絶対に許しません…
お父様を許すことはないのです…と悲嘆します。
つづく
(感想)
チェファの夢を聞いたユンも同じ思いだったのにね。
茅ぶきの屋根…
春に漬けた梅酒を秋に飲む….夏には小川で遊ぶ子供の笑い声を聞き
冬になれば、そなたの膝枕で そなたの夢の話を聞き、
のんびりと暮らしたい…とユンは言ってくれていたのに、チェファが可哀想です。
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