「大団円」
公孫毅の矢じりを受け倒れた傲天に雲霏は、なぜ私を助けたの？と聞くと傲天は、
俺の後ろに隠れていろ！と言います。2人は寄り添い涙を流します。
公孫毅が殺せ！と言った瞬間、路不凡が蹴鞠を使い、公孫毅の私兵をやっつけ、
轟文星が公孫毅に、過ちを重ねるあなたを見たくはない。父上…このままでは何もかも
失います。もう逃げられませんと剣を向けます。
公孫毅は、私は絶対に負けぬ…と言いながら謀反の罪で捕らわれます。
轟文星の功績と嘆願を考慮した結果、陛下は特別に公孫の死罪を免じ流刑の処分を下されます。
永遠に長安をへ戻ることを許されぬ公孫を、轟文星は馬に乗り追いかけます。
文星は、父上のお供をしたい。今後は一生父上のおそばで面倒を見ますと言います。
そして、墨瞳も一緒に行くと馬を走らせて来ます。3人は流刑地に向かうのでした。
傲天は雲霏に、奴が黒幕だと気づいていたんだなと言って気を失います。
雲霏は、ごめんなさい…気づくのが遅くてと泣きます。
轟文星は雲霏に、もっと早くに駆けつけられず申し訳ないと謝ります。
雲霏は、あなたのおかげで最悪の事態は免れたのよ。傲天があんな目に遭ったのは私のせい！！
だと言います。
轟文星は、彼は君を守るためなら喜んで自分を犠牲にすると、自分を責めるなと言います。
雲霏は、彼を信じることができなかったと悔やみます。
轟文星は、彼は愛する人のためにすべてを捧げ、全力で君をまもっていた。
そして君のことを愛するからこそ敵さえ許した。
雲霏は、利用された私は彼に剣を向けたわ…その時でさえ私は守られていたと言います。
轟文星は、私は永遠に彼のようにはなれない。最初から勝負はついていた…
愛する人を大切に。と去っていきます。
一方、弘文学院は再開されることになります。
その頃、柳傲天は矢じりに猛毒が塗られていて侍医から、解毒する薬はなくても、
5年間毒を抑えられれば助かる見込みは高いと言われます。
傲天は、抑えられなければ、命が尽きようとする姿を周りの人たちに見せることになる。
雲霏を苦しませることが、私には一番残酷だ。だから今のうちに別れを告げると言います。
東方婉児は、1人で耐える方が残酷だと西域に行くのを引き止めますが、傲天の決心は固いのでした。
そして、傲天は雲霏に、君との溝は埋まらない。父に申し訳なくて堂々と愛せない。いつか
乗り越えられたら…その時は堂々と向き合える。5年待ってほしい。
君に会いに来る。もし戻らなければ…俺を忘れてくれと長安を去ります。
傲天は、雲霏との思い出に浸りながら、〝1 3 1 4 5 2 0 〟と何度も雲霏に言わせた
〝一生一世愛してる〟という意味のゴロ合わせを思い出し涙を溜めます。
手を取って共に生きられるか？と呟きます。
雲霏は一生待ってるわ…来世でも来来世でも…待ち続ける。5年後一緒に灯籠をみましょうと
ロウソクを見つめながら呟きます。
その頃、傲天は道端で意識をなくし倒れるのでした…
歳月がたち、金仁彬は、弘文学院の分校の学監になり…
元宝は瑤瑤と結婚し…
天宝は商売繁盛し、慕容月は宮廷の女医官になり、今年は結婚をと…
大山は5番目の土地を買い戻し、学監に全部の土地を買い戻したいと…
宋文文は、弘文学院の師範になり…大同は武官試験に首席で合格し、体育専門で学院にきます…
路不凡は雲霏に、約束の5年は過ぎた。婿取の会場を用意したと言います。
雲霏は婿取りは却下！と叫びます…そこにお腹の大きな二妹が不凡にソックリな3人の子供を
連れて入ってきます…
路不凡が雲霏の婿取り試合を行うと聞いた傲天は、馬を走らせて長安にやってきます。
雲霏は、傲天に灯籠祭りで買ってもらったパンダのお面をつけて、傲天と戦います。
傲天が戻ったよ…と言うと、パンダのお面を取ると大同が、僕に御用で？と聞きます。
傲天は婿取りではなく、弘文学院の武術師範を決める試合に来ていたのでした～
そこに、雲霏が現れ、婿取り試合の会場を通り過ぎるなんて私は何？と怒ります。
学園のみんなが、傲天と雲霏の周りを取り囲み、学監が、2人が結ばれれば大団円だ！と叫びます。
（大団円ー演劇や小説などの最後の場面。すべてがめでたく収まる結末を迎える）
終
（感想）
不凡と二妹の3人の息子たちが可愛い～
やっぱり結婚したんだね。生徒たちもハッピーエンドでスッキリ終わりました
めでたし、めでたしなのに、明日から皆んなに会えないんだなと思ったら
なんだか終わっちゃうのが寂しくて～ 私…虚脱感を感じちゃってるの。
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